形代・人形で出来るお祓いと使い方

形代

半紙のような紙を人の形に切り取ったものを見たことがありませんか?
形代(カタシロ)や人形(ヒトカタ・ヒトガタ)と呼びます。
厳密には半紙ではなく奉書と呼ばれる紙ですが、必ずしも奉書紙でなければならない決まりはありません。

形代は神社でお祓いをする時に使われる道具です。
この人の形をした紙を自分と見立てて、自分が溜め込んでいる罪や穢れ、悪想念などを取り祓います。

それでは、形代の使い方です。

目次

形代を使ったお祓いの方法

まず最初に形代を使って穢れを祓う方法を紹介します。
若干の違いはあるかも知れませんが、どこの神社でもほぼ同じです。
自分でお祓いする時も、同じようにすれば大丈夫です。

形代に名前と年齢を書く

まずは形代に名前と年齢を書き込みます。
名前はフルネームです。

年齢は数え年を書き込んでください。
数え年が分からない時は、こちらの記事を参考にどうぞ。

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形代に息を吹きかける

次に形代に向かって息を3回吹きかけます。
ふー…でも、ハァー…でも、どちらでもOKです。

形代で身体を拭う

最後は自分に付いている穢れを形代に移します。
形代を自分の身体に擦り付けて全身を拭ってください。
特に悪いと思われる患部などあれば、そこは念入りに擦り付けましょう。

形代の処分

神社であれば、この形代を収めてお祓いしてもらいます。
自分でお祓いする場合は、そのまま放置しておかずにすぐに形代を処分しましょう。
お焚き上げするか川に流してしまいます。

オススメはお焚き上げ。

お祓い終了

これで形代のお祓いは終了です。
綺麗さっぱりになりました。
神社やその他のお祓いでは多少の順番違いはあるかも知れませんが、基本的にはこのような流れになります。
ご参考までにどうぞ。

形代のお祓い まとめ

意外とカンタンな方法ではありますが、しっかりとお祓いの意識をもって準備してください。

形代が自分の分身になるように、しっかりと息を吹きかけます。

次に、身体に溜まった不浄なものを形代に移す訳ですから、こちらもしっかりと身体を拭ってください。

この分身である形代は最後に川に流すか、燃やされます。(お焚き上げ)
自分で燃やしても大丈夫です。

他の人の形代には絶対に触れない事

形代には、流し雛のように川に流す風習もあります。
ですが個人的にはあまりオススメしません
形代を川に流して誰かがそれに触れると、触れた方に穢れが移ってしまうからです。

また川に流せばどこか遠くへは行きますが、この地上から無くなる訳ではありません。
不浄なるものを根絶するためにも、燃やす(焚き上げる)方法がオススメ。
これはあくまでも自分で形代を自分で処分する場合のお話です。

形代は粗末に扱わない事

形代は紙で作られたとはいえ自分の分身です。
身代わりになってくれた形代へのお礼も忘れずに。
人の形をしたものは、魂が宿りやすくなります。
粗末に扱わないように注意してください。

こちらにも形代の記事があります。
興味のある方はご覧ください。

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形代はこのお祓い堂のホームページからもダウンロードできます。
お祓い堂印の特別形代です。
自分で形代のお祓いをしてみたい方は、ダウンロードしてお使いください。

お祓い堂が作成している立体形代の記事はこちらをご覧ください。

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